【避暑キャンプ】国民休暇村裏磐梯 2018.08.05~08.08 (その1)

SDI

2018年08月08日 22:22



夏休みは今年も福島県耶麻郡北塩原村で 3 泊してきました。


今年に入ってからの私は・・仕事のことを考え出して毎晩なかなか眠れず、夜中にお菓子を食べて止まらなくなる、といった、そろそろヤバいかな?と思ってしまうような生活状態、加えて連日のうだるような暑さに、裏磐梯のキャンプが近づくごとに一刻も早く静かで涼しい場所に逃げたい気持ちが強くなっていました(→ 要は超凡人なんです、仕事は楽しんでやっていますけど)。


キャンプに行く前の週の金曜日に、会社の後輩に「北塩原では携帯の電波は殆ど入らないから仕事の連絡はムリね!」と話したところ、「僕の親戚の家が磐梯町(表磐梯)にあるんですけど携帯の電波は普通に入りますよ」と言われて、「ごめん、話を少し盛った」と返して夏期休暇に入って、現地では天候が悪くなると au の携帯の電波が全く入らなかったので、それはそれで自分にとっては仕事に対する諦めも早々についてリフレッシュ出来たキャンプになりました【確信犯】。

夜もぐっすり眠れました。


今年の裏磐梯でも私は出発の前日に髪を短めに切り、コンパクトな収納を意識してプラスチックケースを 2 つ追加で購入しました。

他に事前に揃えたギアはジェントスの EX-1977IS、これはカタログスペック(100 ルーメン)よりも明るく感じて、コスパが良かったです。EX-1977IS はもう一つ買おうと思います。我が家では「ミニジェン(ミニジェントス)」と呼んでいます。

惜しかったのはキャプテンスタッグのケトルで、さすがパール金属の製品だと感じた滑らかなステンレスの本体でしたが、ガスコンロの上でお湯を沸かすにはサイズが十分でなく、かといって SOTO の ST-301 に乗せるには不安定で、我が家にとって冬キャンで暖を取るストーブの上でなければ、夏キャンでは使い勝手に悩みました。


それと小型でも丈夫、ネットで買っても送料込みで 1,000 円台で新品が買えたキャプテンスタッグの火起こし器を今回のギアに加えました。




・・さて、バーチーの自宅を 7 時半頃に出発した日曜日は、途中常磐道で 30 分ほど渋滞があったものの、その後は順調。磐越道で目の前で見た事故には高速道路の安全運転をあらためて留意して通り過ぎました。

事故は、4 台が路上に停車していて、スピンしたと思われる 1 台の上に 1 台が立ち上がるように乗り上げていました。。

常磐道に比べたら磐越道は安全運転をする車が多いと(私は)感じるのですが、いわき JST からずっとオートで車を走らせていた私は、その後もアクセルを踏むことなくオート設定で猪苗代町に向かいました。







お昼頃に猪苗代町のスーパー、ヨークベニマルに到着しました。
今年も我が家を迎えてくれた磐梯山(表磐梯)。



磐梯山は表と裏で表情が全く違います。大映さん、スミマセン。


ヨークベニマルで今年も会津名物のソースカツ丼を買おうと期待していたのに、この日は惣菜コーナーに並んでいなくて、代わりにとんかつ弁当を買いました。まあ、ソースのかかったトンカツ弁当であれば何でも同じだろ、という安直な考えで代替にしました(その後別物だったと分かりました・・)。





キャンプ場には 13 時前に着きました。












気温 26 度、少し蒸していたものの、やっぱり関東と比べて全然涼しかった初日の磐梯高原でした。
加えてお盆シーズン直前で、とても静かだった休暇村裏磐梯キャンプ場でした。








芝の上でランチにした後、広々とした D サイトの区画で寝床を設営。磐梯山の爆裂火口を正面から一望出来る贅沢な区画を選びました。

そして一年ぶりに味わった強敵な地面でした(昨年はスノーピークのソリステ 20cm が曲がった地面)。










ランチの後は楽しみにしていた会津の特産物を口にしながら、今回試しに持参することにしたスケッチブックとクレヨン。クレヨンで風景を描いたら優雅で時間が止まっている感覚をもっと味わえるのではないか、と考えて自宅近所のダイソーで事前に調達しました。

私と娘は磐梯山をスケッチ。家内はメッシェルの中で昼寝。ワン吉も涼しい芝生の上で昼寝。


この時点で家族皆で一致した意見は


やっぱり裏磐梯(の D サイト)は別格のキャンプ場だよね!


でした。


絵を描いている途中で炊事場から「外来種のウチダザリガニを食べますよ~」との声が。




初めて見る、つい最近テレビで観たあの有名なウチダザリガニ。







尻尾の苦い部分を手で取り除いたら、塩だけで茹でたウチダザリガニを皆で味見。

ハサミもミソも濃厚な味で、おお~・・初めてザリガニを食べた私・・・まいう~じゃん!味はカニだよ、これ!

「ウチダエビ」とか名付けて何パターンか調理加工して道の駅裏磐梯や桧原湖畔で観光客向けに少し高価に販売したら、駆除する分のコストの助けになりませんかねぇ~、なんて現地の方々と談笑した私でした。駆除が完了したら販売終了~ということで(笑)。


北米では食用として一般的なザリガニを日本の食用ビジネスに北海道に持ち込んだ人が、ザリガニを食べない日本の食文化に諦めて捨てたことがウチダザリガニの外来種としての歴史の始まりで、摩周湖ではイセエビ並みに大きくなって今も生息しているそうです。

その後北海道から東北に持ち込んだ業者が、やっぱり本州でも受け入れられず裏磐梯でも捨てたことで、まさに現在繁殖しているそうです。しかも徐々に本州を南下しているそうで。。





このキャンプ場を流れる小川で前日に仕掛けた罠に翌朝掛かったウチダザリガニ。普段は一度に 40~50 匹獲れるそうで、今回は少なかったそうです。

それでも一番多く生息していた当時と比べると 10 分の 1 くらいになったそうですが、小川が注ぎこむ小野川湖や、すぐ隣の桧原湖にはもっと生息しているそうで、キャンプ場では蛍の幼虫を食べてしまったり、桧原湖ではワカサギを食べてしまったりで、在来の生き物が減る要因になっているそうです。


そんなに繁殖力のあるコイツらは、、清流にしか棲んでいない生き物なんだそうです。。。


また、外来種は生きたまま現地から持ち出すことは法律上 NG で、現地で茹でたり焼いたりして食べる分には何匹捕まえても OK なんだそうです。

因みに、休暇村裏磐梯キャンプ場の小川に生息しているザリガニは全てウチダザリガニだそうです。。


話ついでに、今年の現地は猛暑の影響で蚊もブヨも少ないそうです(私ゃ蚊に両足を計 2 箇所刺されましたけどね)。




ザリガニを美味しく食べた後は磐梯山のスケッチを再開しました。




夜は長袖が恋しくなる肌寒さになり、我が家の女性達とワン吉は夕食、私はアメドの中でシュラフを広げたら涼しさに大の字に寝転びたくなって、そのまま翌朝まで寝落ちしました。


つづく
 


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