農園でキャンプ 2018.12.08~12.09 (その1)

SDI

2018年12月09日 22:10



今年最後のキャンプは農園の一角をお借りして一泊しました。

今回はとても癒された贅沢なキャンプになりました。





農園なので住所がありません。
それになかなか僻地というか、半獣道のような道路を谷津田に向かって下って、谷津田の半畦道(あぜみち)を過ぎたら再び半獣道を上がった場所に街灯一つない農園があります。







今回、近所のイベントでたまたま知り合えた農園さんに「キャンプも出来ますよ」と言われて、下見をして予約した場所。
ミント畑の上が今回の設営場所でした。

設営前に事前に購入した 2,000 円のチケットをお渡ししてチェックイン。

設営中も辺りにミントの香りが漂っていました。






設営後に我が家の女性陣は目の前の畑でこの日の食材になる野菜を収穫しました。





その間、ダメオヤジな私は備長炭で暖を取りながら昼飲み開始~。
まあ、先週右肩を脱臼した痛みが残っていたこともあったのですけど。。。


で、女性陣が収穫した野菜は( ↓ )。


これはオプションで 800 円でした。オプション料金は時価とのことでしたが、後述しますが帰宅した翌日の夕食でも贅沢に野菜を使って、それでも冷蔵庫が新鮮な野菜で埋まるほどの量を頂きました。



そして我が家が一番楽しみにしていた地元の猪肉。


500g を 1,000 円で分けて頂きました。

猪肉は豚肉と同様に寄生虫に注意が必要で、地元の猟師さんから調理方法を伺いました。
冷凍の猪肉を水で解凍したら包丁で切り分けます。
次に弱火でじっくり煮込みます。
中まで火が通ったら煮汁を捨てて(臭味が取れます)、後はお好みで煮るなり焼くなりです。オススメは根菜と和わせたけんちん汁とのことでした。


・・余談。

今回は猪肉でしたが、イノブタの肉の時もあるそうです。

猪は身軽で、人間の腰くらいの高さの柵であれば簡単に飛び越えるそうです。電気柵も前足の肘を曲げてホフク前進してくぐったり、鼻を感電したくないから皮が厚いお尻からくぐったりするそうで、近所の豚舎に入って豚と交雑したり、豚も豚舎から脱走して猪と交雑したりで、結果イノブタが生まれるそうです(苦笑)。

で、野生の猪とイノブタを見分ける方法は「尻尾の先が 2 つに分かれているものが猪、分かれていないものがイノブタ」だそうです。


ということで、火が通るまで手間のかかる “ジビエ肉” の調理は母ちゃんに任せて私と娘はオヤツ。


採れたてのニンジンを洗って丸かじりしたら、、うわぁ~・・甘くてまいう~w。










農園の隣にある梨園で剪定された枝をタダで頂いてネイチャーストーブにしました。
細い枝なのですぐに燃えてしまいますが、我が家のストーブに追加する燃料の備長炭に火を点けるには十分な量でした。





陽が暮れる前に足もとに生えているミントを摘んでミントティーも堪能しました。


しばらくのんびりしたらワン吉の散歩。






猪対策の電気柵を横目に・・夜は猪を見ることもあるそうです。






ワン吉と散歩した後は、まぁるい空を眺めながら晩酌。

17 時を過ぎたあたりから、里山は我が家だけになりました。
車が通る音も聞こえない静かな夜でした。

そして楽しみにしていた晩ご飯。


まずは出来合いのポテトで軽く腹ごしらえをしたら、








陽が暮れる前に採れたばかりの野菜を入れた猪鍋を作りました(母ちゃんが)。






猪鍋は想像以上にまいう~!絶品でした!

臭味のなくなった猪肉は、赤身も味わいがあって、何より脂身が絶妙な歯ごたえで、家族全員で「何これ!!」と驚いて、うわぁ!これヤバいね!と言いながら、あっという間に 500g の猪肉がなくなりました。






今まで経験したことのなかった地元産の野菜と肉で作ったキャンプご飯と、灯りが一切ない空、それと人工的な音が全くない場所で幸福な気分に浸って、21 時を過ぎたらテントの中で就寝しました。

柔らかいミント畑の上だったこともあって地面が硬くなく、夜も熟睡しました。


つづく
 


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