パピヨン（♂）と行くキャンプ

今日のホーム開幕戦、現地組の皆さん、念組の皆さん、お疲れさまでした。



今日は結論からお話ししますと、「最低限の結果（勝ち点 3 ）は出したゲーム」でした。
それ以外はサポ仲間の皆さんにお会い出来たことと、久々に「リア充の季節が始まる」ことを実感したこと。但し試合内容については不安が非常に残った日でした。


今回について勝った喜びは置いておき、中 2 日で迎える北京国安戦と、それ以降の浦和レッズに対する不安（愚痴）をあえて述べたいと思います。良かった話題はレッズサポーターの皆さんが書かれていますので。。


まずはサポーターの入場から。
今季からシーズンチケット購入者が優先的に入場出来る制度に変更になりました。当日抽選もシーチケ所有者のみ。他は一般入場。さらに南組のシーチケ所有者も北門から入場・・・なぜ？

私は弟から譲ってもらったシーチケで、クラブから事前に郵送されてきた抽選券「4,037」を持って 4,000 番台の待機列に列びました。4,037？これまでそんな番号引いたことないゾ！今日は ACL の決勝でもあるのかよ！それでもスタンドに入ったらいつもと変わらない座席を確保出来たという事実。。。この制度変更は意味ないよね。

シミスポの係員も昨季より気持ち増員された印象、待機列のゲート器材も増えた、一枚一枚印字された上質紙の抽選券、目を横へやると北門入場口内側に設置された次回ホーム開催ゲームの抽選券発行端末（わざわざアプリを開発したんだ・・）、相変わらずの入場時の点呼。。。サポーターの皆さん一様に「クラブはサポーターに来場してもらいたくないんじゃないの？」と終日そこかしこで耳にしました。早い抽選番号を引かれた個人的な知り合いのかたは 10:30 に北門をくぐってから最終的にスタンドに入れた時刻が 12:00 だったとのこと。入場がクラブ主導になった昨季から手際の悪さやムダに思える係る諸経費、そして昨季の夏場に強く感じた「こんなに手際が悪ければ入場時に長時間待たされるサポーターから死人が出るぞ」、今季の難解な入場方法はさらなる顧客離反（サポーター離反）につながる可能性がある。


橋本前社長は地元浦和との地域密着性をかなり薄めてしまいましたが、就任時に期待をしていた淵田現社長はサポーターの自主性をスタンド内外で取り上げてしまい、結果昨季は多くのサポーターが現地を離れました。それを今季さらに乱暴に拡充していく愚かさ。だいたい ACL 初戦のアウェイ水原三星戦で向こうのサポーターがレッズサポーターに対する皮肉な横断幕を掲げた際に「ウチも同じことをしたから批判出来ない」だなんて、取るべき責任を取ったトップマネジメントが言うべき発言ではない。淵田さん、貴方は浦和レッズを潰すおつもりですか？
サポーター離反の反動はチケットの大幅値上げとスタンドの席種変更でサポーターに返ってきました。近いうちに淵田がレディースの試合で入場待機列に挨拶に来ましたら直接文句を言ってやろうと思います。


スタンドの応援もグダグダでした。相変わらず太鼓がコールに付いてこない。昨季のホーム開幕戦（ボロ負けした鳥栖戦）の差別横断幕事件でクルヴァ 11 チームが実質的に解散させられた後、無理を聞いて下さったという現在の太鼓担当のかたには感謝しています。但し一昨年のトップチームや現在のレディースと明らかに異なることは、「サポーターの後押しをリードする太鼓」ではなく「チャントにリズムを付けるための太鼓」が現状なんです。よって太鼓がコールやチャントをリード出来ないから昨季の太鼓なしのスタンドと何ら変わらない、挙句の果てには勝手にチャントを歌い始めるチームや個人も出てくる始末。この現状に対してクラブはどのように落とし前をつけてもらえるのでしょうかね。


埼玉大学が以前実施したスタジアム現地組のアンケート調査では、レッズサポーターになったきっかけのうち、3 割強が「スタンドの迫力」だったという数字をクラブは認識していますか？国内全てのクラブのサポーターの中で、レッズサポーターほど自主性に優れて応援に洗練性があり、クラブに対する忠誠心も高いサポーターはいないでしょう。それが現状は崩壊しています。
選手別チャントが試合前の西川と後半開始直前の興梠、ゴール直後とヒーローインタビュー後の阿部ちゃんだけだったというスタンドの違和感もありましたけれども。


最後にチームの現状。
前半は全く見るものがありませんでした。ポゼッションはしているもののフィニッシュが遠い。ポゼッションなんて正直出来て当たり前。だって相手は昨季の J2/6 位のチーム。J1 昇格プレーオフは気持ちで上がってきたようなチーム。その山形に対してシュートが打てない。シュートコースを消されていたのではなく、どのようにフィニッシュにつなげるのか、プロセスが見えない。見えない理由は前に対してチャレンジをしようとしないこと。チームがまだ出来上がっていない中でボールを丁寧につなげることに主眼が置かれ、見ている側としては次のイメージが湧かない。それはとても退屈な 45 分間でした。GK の西川は何度も「上がれ」と指示を出していましたが。
攻撃に枚数をかけていた山形も戦術としてはけっして悪くはなかったと感じましたが、この日のレッズに比べてミシャ体制 1 年めの今頃のレッズの方が良いサッカーをしていたなあ・・。

後半はミシャが早々に攻撃的なカードを立て続けに切り、前半今ひとつだった梅ちゃんも動きが良くなりました。そしてようやく生まれた阿部ちゃんの決勝ゴール。
その後は前に出なければならなくなった山形が J1 経験の浅さからか、チームが焦り始めてミスを連発、それによって中央にスペースが空き、両サイドにも余裕が生まれたレッズのペースでもう 2 点くらい取れたような内容になりました。





試合前の私個人の予想スコアは 4-0 でレッズだったのですけどね。
今の状態でこれからも勝てるの？今季新加入の石原も良くなってきているし、俊幸も使える、武藤も戦術理解は早いかも。でも最終ラインが弱い。ボランチが攻撃の起点になりえていない。停滞していた流れを変えられるドリブラー（関根くん）の投入が遅い。1 トップがボールの収め役になるくらいなら（もちろんそれも重要な役割ではありますが）、気持ちが常にゴールに向いている忠成を 1トップに置いた方が良い。今日のような試合であれば、石原は1.5 列めで起用するべき。興梠を下げたのであれば 0 トップの方が攻撃に幅が拡がったのでは？


ん～・・・まあ、、、今回は勝ったからよしなのですかね？
私の次回は 4/4 の松本山雅戦ですが、それまでには「浦和レッズ全体」が良くなってくれることに無責任ながら期待します。私も一応声は枯れましたが。。