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関東在住の埼玉県人で、ハンドルネームは LOUDNESS の代表曲『S.D.I.』から取りました。

最近は浦和レッズのゴール裏サポーターをお休みしてオッサン選手として陸上競技選手に復帰するべく練習する日々、

予定のない週末は外で静かな癒しを志向したい永遠の駆け出しキャンパーです。
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2020年08月03日

【檜枝岐初進出】七入キャンプ場 2020.07.23~07.25 (その5)

少し日が空きました。前回の続きです。








朝も涼しかったです。



二度寝した後はチェックアウト前の朝食。
檜枝岐の JA で買ったカップ焼きそばでした。







朝食の後は小雨が降る中で撤収しました。
土砂降りでないだけ良かった雨撤収、10 時半前にキャンプ場を後にしました。










チェックアウトした後は国道 352 号を少し下って道の駅の敷地内にある山人家(やもーどや)で、南会津地域で販売されているトマトジュースを買いました。トマトのストレートジュースはコーンスープ缶のようにドロドロの舌触りで、かなりまいう~でした。



同じ敷地内の尾瀬の郷交流センターでは、『マツコの知らない世界』で取り上げられたという蕎麦の乾麺、奈良屋の裁ちそばを “ GO TO・・・ ” のチケットで買って、檜枝岐を後にしました。


檜枝岐の面白いところ(気持ちが温かいところ)・・・

地元のお墓も国道 352 号沿いに建てられています。

鬱蒼とした森の中に墓石があるのではなく、時代や墓石の大小関係なく、あっけらかんと街の中心部の国道 352 号沿いに墓石が並んでいます(笑)。墓石は一ヶ所集中ではなく、道沿いの両側に、横に並んでいます。

しかも見た目ほぼ全ての墓石がきれいに磨かれています。三十三回忌まで供養とか道端の小さな墓石とか関係なく放置されずきれいに置かれています。なのでか、怖さは全っったくないです。
檜枝岐の方々の、先代への思いやりは凄いな!と思いました。

そんなふうに家内とも驚いたのですが、というか、また DQN なことを書いてしまいますが(そういう話はたくさんあるのに社会人ゆえ話すなと言われ封印される・・)、、、

檜枝岐村代々のご先祖様達にも手を振られて村を後にする、それを自分は目にして「あざっした!また来ます!」とお辞儀している・・・そんな感じです。
墓石を横目にしてさえ、とても心地がよいです。田舎特有の感謝の念が湧いてきます。




その後檜枝岐村から南会津町に入り、旧伊南村を過ぎたところで土砂降りになり、中山峠に難所を感じながら 1 時間半後に憩いの家に着きました。

こちらで買った我が家のお土産、、



レアな男山の日本酒 2 つ。


こちらのお店でしか買えない男山の純米生酒。

これが超絶まいう~でした!!ヤバいよこれ!


南会津では普通の日本酒が買えるくらいの値段でレアな地酒が買えました。






それと、この時期限定で出ていた “ 秘蔵酒 ” 。これもまいう~でした。


憩いの家では、8 月も地域限定の地酒が販売される予定だそうです。




それと意外にヒットだった「伊南川の石ころ」。これは甘納豆を少し固くしたような和菓子で、私はハマりました。


その後は大雨の中で福島~栃木県境の峠(けっこう難所)を越えて・・・




那須の道の駅に寄って軽食をとりました。

こちらは・・・駐車場から施設に入る間に屋根つきのベンチが連なっているのですが・・・そのベンチの見た目 8 割に灰皿が常設されていて、駐車場から買い物をするために店内に行く上で、けっこう嫌でした(そんなことを言いながら私は元喫煙者ですが・・)。しかも雨天でも自由に座れるベンチはそこだけでした。。


那須の道の駅を出た後は、千本松牧場を左に東北道を少し南下して、その後は超が付く土砂降りの新国道 4 号を走り、檜枝岐から約 6 時間半後に自宅に着きました。



・・・で、



雨撤収の顛末。。



今回のキャンプでは雨撤収を想定して、事前に 2 ルームテントが入る容量の、少し高価なビニール袋を準備しました。




グランドシートは帰宅翌日に自宅のベランダで乾かして、付着した泥などのゴミも落としました。








同じ日にフライとインナーテントを芝か土の上で乾かそうにも長雨の続いた梅雨の時期でもあり厳しかったので、乾いたアスファルトの上で乾燥させました・・・が、


梅雨の時期の僅かな晴れ間は強い風が吹いていて、間もなく雨も降ってきたので 9 割ほどの乾燥で諦めて、、、


インナーテントは再度ベランダで乾燥。


フライは関東がようやく梅雨明けした翌週土曜日に乾燥させてたたみました。


平年であれば 7/21 が関東の梅雨明け、2019 年は 7/24、2020 年は 8/1が梅雨明けでした。
そう考えると、来年のキャンプ計画は要検討です。。。


で、檜枝岐のお土産。


えごま味噌。夏野菜に合いました。






たけのこにしんは鉄板(笑)。

十割蕎麦もまいう~でした。キャンプのお土産としては、水府の蕎麦の次くらいでした。


で、1 週間経った 8/2 に奈良屋の裁ち蕎麦(乾麺)を食べました。




乾麺なのに冷たい蕎麦で食べられることに、我が家全員が「おお~っ!」と驚いて、多分次の檜枝岐キャンプでも奈良屋の裁ちそばは買うのだと思います。
で、もしも道の駅で奈良屋の裁ちそばが売り切れだったら、JA のスーパーで買います。あそこ何でもあるしw。
   
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2020年07月30日

【檜枝岐初進出】七入キャンプ場 2020.07.23~07.25 (その4)

そういえば、千葉県印西市内の WILD-1 が入っているアウトレットモールに 大型リサイクルショップが 8/1 オープン予定で、準備中の店内を先日窓越しに覗いてみました。






ヘリノックスと思しき折りたたみ式チェアが沢山並べられているのが窺えました。

今週末のオープンが楽しみです。

中古品とはいえ、商品の質と量次第では WILD-1 とも競合するかもしれませんけど、共通の商品があるわけではないのでユーザーにとっては選択肢が広がることはラッキーです。むしろ商品にメーカーの個性を感じられる WILD-1 よりも周辺のホームセンターや大型スポーツ店のアウトドアコーナーの方が、リサイクルショップを脅威に感じるかも・・・しれないと想像してみたり・・・。

書きながら思いつくのは、アウトドア専門のリサイクルショップと WILD-1 が共存する地方のアウトレットは、アウトドア志向の人が増えたり、購買意欲が増したりして、実は相乗効果があるかもしれない、というワクワク感も(私には)あります。都心のショッピングモールではないですけどね。


前回の続きです。











続きと言っても小雨が降る中、テントの中でお酒を飲んでいただけなのですけどね(苦笑)。

福島県只見町で作られた「たけのこにしん」はまいうーでした。










小雨とはいえ、コールマンのトンネル LDX+ はテントの中にいても雨が天井を叩く音があまり気にならなくて快適でした。




それと晴れていなかったとはいえ、トンネル LDX+ の中でスマホのカメラの照明を OFF にすると、昼間でも( ↑ )こんな感じで真っ暗になります。因みに真っ暗なテント内の奥、インナーテントの真ん中で昼寝をしている人は家内です(笑)。








なので 15 時前でも、閉め切ったテント内では照明が必要でした。
まあ、ここまで遮光性が凄いと感心するしかないです。でも快適でした。




19 時を過ぎて、まだ少し明るかったキャンプ場内。雨とはいえ、七入キャンプ場はけっこう味のある山の中のキャンプ場だと思います。










夜は夕食の後に娘と「はぁって言うゲーム」で少し盛り上がった後、22 時を過ぎたので就寝しました。






2 日めの夜は雨が強くなりました。
なので「翌日は雨撤収か・・・」と早々に諦めたのですが、7 月下旬の檜枝岐は涼しかった分蒸し暑さはなかったです。


クドくなりますが、静かで時間が止まっていて涼しいキャンプは、夏キャンでは理想です。


つづく・・・檜枝岐初進出レポは、あと 1 回
   
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2020年07月27日

【檜枝岐初進出】七入キャンプ場 2020.07.23~07.25 (その3)

政府が今日発表した「ワーケーション」、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を合わせた造語だそうで、「GO TO キャンペーン」を後付けでフォローしたようですが、

企業戦士として仕事をしているビジネスマンで、現実的に仕事の ON/OFF が付かないイベントを喜ぶ人はいるのかな?

作家とか芸術家とか、直感などを必要とする職業であればよいのかもしれませんが・・・と思いながら、20 年以上昔に大学で国文学を専攻していた身として真っ先に思いついた志賀直哉の文学作品、『城の崎にて』 でも ON か OFF かといえば、「OFF」の中で “ 自分 ” が見たり感じたりしたものを綴っているのであって・・・ってムニャムニャ(オッサン的に嫌われやすい超つまらない理屈・・・)。


・・・コロナの医療・経済対策については政府が地域行政に対して後手というか、努力していることは理解出来るのですが出口の見えない中で迷走しているように感じます。一方で、野党も(毎度のごとく同じ面子のオッサンオバサン達が)批判ばかりを繰り返して具体的な対案を出せていない現状では、当面は地域行政の良識に期待するしかなさそうです。。

そんな我が家は(我が家も)今回の 4 連休で “ GO TO・・・ ” の恩恵を受けました。それについては後述します。




※後日確認したところ、今回我が家が恩恵を受けたのは国の施策ではなく福島県の施策( ↑ )でした。失礼しました。以降のレポート本文は訂正を入れずブログに残します。


前回の続きです。

檜枝岐 2 泊 3 日の 2 日め。











朝 5 時にトイレで目が覚めて、晴れた涼しい山の空気を吸ったら二度寝しました(笑)。






で、9 時過ぎに起床しました。



朝食は昨日の鍋のスープを使った水餃子。水餃子は自宅から持ってきた冷凍物でした。


朝食後はワン吉の散歩に少し出かけました。



管理棟を過ぎて国道 352 号に出るすぐ手前の小さな橋から見下ろした沢。





キャンプ場すぐ近くのバス停。
檜枝岐の定期バスは、バス停ではない場所でも手を挙げれば停まってもらえるそうです。



キャンプ場のすぐ上には七入山荘があります。



ワン吉の散歩の後はキャンプ場から約 5km を檜枝岐川沿いに下って村の中心部を少し過ぎ、道の駅尾瀬檜枝岐に行きました。地元でお土産を買うならこちらです。



道の駅の向かい側にはスキー場があります。
写真では緩やかに見えなくもない尾瀬檜枝岐スキー場ですが、写真左側のコースはかなり傾斜があるように見えました。






こちらにある山旅案内所で、今回の「GO TO・・」のクーポン、1 人 1,000 円分のチケットを頂きました。クーポンは大人も小学生も同じ額でした。



道の駅敷地内にある温泉とプール施設のアルザ尾瀬の郷は後で少し書きます。





敷地内にある尾瀬の郷交流センターと山人家(やもーどや)では食事をしてお土産が買えます。



私は娘のお土産に、山人家でツキノワグマの歯を買いました。

歯の他に爪や、熊や鹿の皮、脂肪を加工した「熊の油」なども売られています。
ツキノワグマの歯と爪はキーホルダータイプ、熊の油は健康志向の瓶詰め、熊や鹿の皮は鹿の角と同様に高価な飾り物です。




道の駅に寄った後は、すぐ近く、やはり国道 352 号線沿いにあるイワナの釣り堀に行きました。これは娘の希望で決めた我が家のイベントでした。




いきなり余談ですが、こちらのトイレ、写真の看板の両脇は超清潔でした。




家内が利用申し込みと犬の入場が OK かを確認している間に、釣り堀から檜枝岐村のモニュメントを記念撮影した私でした。「よくきらった(よく来たね)」のモニュメントを目にすると、檜枝岐に来たなあ、という感じがします、我が家はお初でしたけど。








ワン吉入場の OK を頂いて、家族でお昼ごはんの食材の釣りを楽しみました。

場内は 1 本の小川が U ターンするかたちで、左右 2 箇所で釣りが楽しめます。地面はきれいな芝です。



釣り堀の清流は山から引かれており、檜枝岐川方向に絶えず流れています。




釣り堀では釣竿を 2 本お借りして小さなタッパに “ 練り餌 ” と “ 撒き餌 ” を頂き、目の前に沢山泳いでいるイワナの群れの上から釣り糸を垂らしました。


・・・が、警戒心の強いイワナは、撒き餌にはすぐに反応するものの、釣り糸に付いた練り餌には全く反応してくれません。


釣り糸を垂らして 5 分もしないうちに娘がなかなかの大物 1 尾を釣り上げたのですが、その後はしばらく釣れないまま、2 尾めは撒き餌に群がったイワナの 1 尾が、群がったドサクサで尻尾の方に針を引っ掛けてしまって釣れたものでした。

今回の目的、家族が食べる分の 3 尾めが釣れたまでは約 1 時間かかりました。




3 尾釣ったら、その場で塩焼きにして頂きました。






イワナの内臓を取ってお腹を焼いたら背中に裏返して焼き、次に横に倒して焼かれるのを見ました。
約 40 分かけてしっかり焼いて頂いたイワナ。


家族 3 人、入場料から釣った 3 尾を焼いて頂いた費用まで全て含めて今回のイベントは計 3,000 円しないくらいでした。
それが高いか安いかといえば、私自身はイワナの塩焼きを食べたのは 6 年前に南会津の旅館に宿泊して以来 2 度め、娘は初めて、それも自分達で釣り上げたイワナ。ニジマスでもなく鮎でもなく、目の前にいるソイツは山奥の清流でしか見ることのないイワナ。

それをじっくり炭火で焼いて頂いたことを考えると、高いとは感じませんでした。

実際、こちらの釣り堀は我が家が訪れた日も、翌日にキャンプ場をチェックアウトして通り過ぎた際にも盛況でした。




塩焼きのイワナ・・・私は鮎の塩焼きよりもまいう~に感じました。
上の写真のイワナは見栄えがイマイチ・・・お尻に釣り針が引っ掛かって釣れてしまった残念な、この日一番小さかったイワナです。炭火で焼いて頂いたイワナは頭から尻尾まで余すところなく食べられました。

娘は最初に自分が釣り上げた大物を食べましたが、大物は骨がしっかりしていて、骨は食べられませんでした。なので、全部美味しく頂くなら(食べるなら)標準サイズくらいまでがハッピーを感じられます。


コロナの影響で焼いたイワナをその場で食べることが出来ずテイクアウトしたので、道の駅に移動して敷地内のベンチで食べました。

食べた直後から小雨が降ってきました。。。




釣り堀で遊んだ後は氷が買いたくて村にある唯一のスーパー、JA (檜枝岐村農協)に寄りました。

唯一といってもこちらは何でも揃っていて便利でした。
都内で少し広いかなと思うコンビニエンスストアの 1.5 倍くらいの広さがある店内では、キャンプで使う木炭や着火剤、夏であれば花火までは買えます。足りない食材や飲み物はだいたい揃います。JA の ATM もあります。


檜枝岐に行くならココは抑えておきたいお店です。


物価についてはそれほどでもないです。ただ、カップラーメンは関東の安いスーパーと比べると、商品によって 50 円くらい割高ではありました。
こちらで “ GO TO ” のクーポンを利用して買い物しました(買い物で余ったクーポンは翌日のお土産代に回しました)。

それと、JA のお店の斜め向かいに駒の湯もあるのですが、国道 352 号から JA、若しくは駒の湯に行くには少し注意が必要で、「← 駒の湯」と書かれた看板のすぐ脇、車 1 台が通れる幅の横道に入る必要があるので、何となく車を走らせると気付かずに通り過ぎます。


買い物の後は温泉に入るつもりでしたが、期待していた掛け流し温泉の燧(ひうち)の湯も駒の湯もコロナの影響で入場制限がかかっていて、入口から待機列が出来ていたので、仕方なく引き返して道の駅尾瀬檜枝岐にある循環式温泉のアルザ尾瀬の郷に行きました。

アルザ尾瀬の郷では列ぶことなく入場出来て、おでこに体温計を当てられて職員さんに OK を頂き、キャンプ場で頂いた割引券を提示したら「はい、いいですよ」と追加料金を支払わず利用が出来ました。

アルザ尾瀬の郷は、洗い場は少し狭い感があり、露天にはジャグジーと岩風呂と打たせ湯がありました。コロナで入場制限がある中でもこちらは空いて(すいて)いたのと、循環式なのに塩素の臭いが全くなく湯温もイイ按配、それでいて清潔感があって、事前にネットで調べたアルザ尾瀬の郷の口コミとは違って、ああ~・・・全然イイじゃん!と思ったら、我が家の女性陣も全く同じ感想でした。








温泉でさっぱりした後は国道 352 号を、六地蔵を横目に、ばんば様の参道も横目に、14 時には完売で閉店していたお蕎麦屋さんも横目に、ミニ尾瀬公園も横目に過ぎて七入キャンプ場に到着。


檜枝岐の観光・文化スポットは山の中にあるオアシス・・・立地だけでたとえればラスベガスみたいです。周りは人が住んでいる地域ではないけど、そこにはいろいろ集まっているところがラスベガスを想起しました。

ラスベガスも一本のメインストリートにカジノ付きのホテルや文化施設が集中しています。
マンダレイベイやシーザーズパレスが民宿で、エッフェル塔が掛け流し温泉で、ハイローラー(観覧車)がスキー場みたいな・・・??ラスベガスも治安はとても良いし、夜の景色は檜枝岐とは正反対なのに、なぜかラスベガスを想像しました(ラスベガスって何を食べてもご飯はマズイけど)。・・・それはたとえとして過ぎるか。

檜枝岐は、村で唯一の集落の周辺に、いろいろな施設や情報がコンパクトに集まっています。これってけっこう便利です。車で行く以外方法がないのに、それで時間もかかるのに、檜枝岐の集落は限界集落の町並みとは違いました。


さて、この後はいつものようにお酒を楽しみはじめました。

ただ、テントの外は小雨でした(溜め息)。


つづく
 
  
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2020年07月26日

【檜枝岐初進出】七入キャンプ場 2020.07.23~07.25 (その2)

前回の続きです。



15 時半頃、チェックインしてまだ 2 時間くらいしか経っていないのに、既に 4 時間くらいのんびりしている気分になって、家内と時計を確認して驚きました。

私にとって、これだけ気持ちの良いキャンプは昨年の上栗山以来かもしれません。
檜枝岐村に隣接する日光市の旧栗山村、上栗山オートキャンプ場までは我が家から車で 5 時間くらいです。対して檜枝岐村までは 7 時間くらいかかります。雰囲気は似ていますが、秘境という点では栗山の奥鬼怒方面(上栗山から間欠泉に向かうあたり)の方が雰囲気を感じます。




焚き火を眺めながら外で飲んだ「会津の地酒 のみくらべ」、毎度の裏磐梯キャンプでも買っています。

今回買ったそれはパッケージの磐梯山と鶴ヶ城は会津地域共通でも、箱の中に入っている地酒は南会津地方の 3 銘柄でした。






国権の小法師、口あたりが良くまいう~でした。






そして男山。男山については後日談がありますので一旦飛ばします。






尾瀬ごころは会津を造っている会津酒造のお酒で、これは辛口の日本酒の後には飲まず、水を含んだりして口の中をリセットしてから飲みたい繊細な味わいでした。

尾瀬ごころ のラベル文字はどなたが書かれたのでしょうね。私は地元のご年配の女性のかたが気持ちを籠めて書かれたのではないかなぁ、と想像しました。


さすが福島県、日本酒はどの地域のどの銘柄を飲んでも、まずハズレがありません 【これホントの話】。
しかも全ての銘柄、同じ銘柄でもつくりかたや季節によって違う商品の繊細な味のつくり。

単に酔いたくて飲んでいる普段のお酒と違って、口の中で感じるリッチな至福感、造りてである酒蔵の思いを感じながら少しずつ飲んでいると、意識している分変な酔いかたはしないです。それは単に気のせいなのでしょうけど。

余談ですが、テレビを観ていると、俳優さんやタレントさんがお酒を飲むシーンでよく「くう~っ」とか「かあ~っ」とか、一口飲んだ直後に少し苦くこらえる表情をすることがありますが、40 度以上の焼酎とか酸っぱさが嫌なくらい感じられる日本酒の二級酒であれば本当にそんなリアクションかもしれません。対して美味しい日本酒で、そんなリアクションになることはまずありません。日本酒でリアクションするならワインに近いと私は思います。








家族の共通認識、ワン吉犬太郎がうっとりして寝るキャンプ場は静かで良いキャンプ場です(笑)。








お酒の肴に檜枝岐の椎茸を炭火で焼きました。

関東のスーパーで買ったら割高な価格の椎茸でしたがクセのない美味しい椎茸で、私は檜枝岐産の椎茸が今まで食べた椎茸の中では一番美味しいと思いました。



夜は外で鍋にしました。7 月後半で鍋がまいう~に感じられる外気。私は T シャツの上にフリースを重ね着しました。




夕食の後は男山の別瓶をちびちび嘗めながら、気が付いたら 23 時近くなったのでシュラフに入りました。




さて、この日写真に収めた炊事場も少し(厚かましいですが)ご紹介させてもらいます。

炊事場はキャンプ場の真ん中に一ヶ所あります。





流しは年季のわりによく手入れされており、清潔です。台所用洗剤も常備されています。



ゴミは分別して炊事場に捨てられます。但しカラスが来るので生ゴミの捨て方は要注意です。フタ付きのゴミ箱に捨ててフタを閉じます。



それと炊事場から電源が 3 つ取れます。



最後に壁掛けの温度計。これは多分動いていないのでご愛嬌ということで、涼しいキャンプ場という雰囲気だけ(笑)。


つづく
   
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2020年07月26日

【檜枝岐初進出】七入キャンプ場 2020.07.23~07.25 (その1)



7 月の 4 連休で福島県檜枝岐(ひのえまた)村にある七入オートキャンプ場で連泊してきました。




以前から訪れてみたかった福島県の西の端に位置する檜枝岐村、人口 530 人の日本で一番人口密度の低い自治体です。
村には東北で最も標高の高い山、燧ケ岳(ひうちがたけ)をはじめ標高 2,000m クラスの山が 5 つもあり、群馬県片品村、新潟県魚沼市と隣り合う地域は尾瀬ヶ原が広がっています。


檜枝岐の感想は、

- 涼しい!(今回昼間の外気温は 23 度が最高、夜は 13 度くらい)
- 時間がゆっくり流れているキャンプが出来て最高。
- 村の施設や目に見える文化がほぼ一つの地域に集中していてコンパクト。
- 自宅から遠かった。。行き帰りはドア to ドアで計約 14 時間の長距離行程。

その上で檜枝岐にまた行きたいか、と聞かれたら「行きたいです」と答えます。




ただ、今回の 2 泊 3 日は天気が良くなく、行きがけは当日キャンセルをしようかと迷いながら栃木の下野(しもつけ)市まで車を進めました。朝 6 時半に自宅を出て、千葉の野田あたりから本降りの雨。9 時前に下野の道の駅で休憩した時は、ここをチェックポイントとして檜枝岐まで行くか引き返すかを判断しようと思い、道の駅までの道すがらは私の頭の中で 8 割くらい「引き返す」と決めていました。


下野でスマホから調べた檜枝岐現地の天気は終日小雨程度でそれほど悪くもなかったので(良くもなかったですが)、それじゃあ予定どおり現地に向かうか!と移動再開した新国道 4 号は土砂降りで前方の視界が悪く、路面も滑りまくりの悪路でした。。


その後宇都宮市内に入ってナビをセット。この時まで国道 121 号で鬼怒川を北上して向かうか、那須塩原から国道 352 号で向かうかを決めていなかった私は、結局宇都宮 I.C. から西那須野塩原 I.C. までは東北道を使い(片道 800 円)、その後山を越えて南会津町から檜枝岐村に入るルートを選びました。
西那須野塩原 I.C. を 10 時 20 分に出て、現地に着いた時刻は 13 時 40 分頃でした。途中休憩を挟んで片道 7 時間以上の移動でした。



那須塩原の千本松牧場の脇をひたすら直進して塩原温泉を過ぎると傾斜のきつい峠を越えて南会津に入り、道の駅たじまで小休憩を挟みました。

こちらで売店のおばさん達から「お酒は男山が旨いよ!呑兵衛は辛口の男山」「地元民は国権だね。南会津に住んでいたら国権が一番有名で、ウチの旦那も毎日飲んでるよ」とご教示頂き、

「檜枝岐に行くの?キャンプなら是非オススメだよ。水もきれいだし、空もきれいだし、静かだし。でも夜は寒いから、夏でも毛布があった方がいいよ。南会津より檜枝岐の方が寒いから。あと、やっぱりどうしても交通の便が良くないから物価は少し高いよ」
とも教えて頂きました。
物価については、まあ観光地価格と思えば外から伺う立場としてはそれなりに割り切れます。




道の駅たじまを出た後は、数キロ離れた(山を下った)ところにある会津鉄道会津高原尾瀬口駅に隣接する憩いの家でランチにしました。
こちらは地酒がけっこうな数置いてあり、地酒を買うなら憩いの家をオススメしたいです。


我が家は憩いの家に、6 年前の 3 月に寄ったことがありまして、その時は電車を使って南会津の端にある花木の宿に宿泊しました。3 月なのに猛吹雪で、送迎車に乗っている時ホワイトアウトを経験しました。南会津~魚沼地域はとても雪深い地域です。・・・というか豪雪地域です。




こちらで久々に目にした「三種合体麺」を私は注文しました。


三種合体麺・・蕎麦、うどん、ラーメンの 3 つが 1 つの丼に入っています。これが意外とまいう~で、食べてみるとウケ狙いだけではない、あれ?なんか普通に美味しいぞ・・という味わい。

お昼時に繁盛していた店内では三種合体麺が、一番注文が入っていました。

その三種合体麺、スープはどちらかというとラーメンよりも蕎麦とうどんに合うめんつゆ系。量はけっこうありました。それと、うどんは手打ちではなく製麺機にかけた麺なのに、これがけっこうンマイです。




我が家の女性陣は「ウドリカレー」を注文しました。山うどと会津地鶏が入っているカレーライスで、食べた 2 人とも「これ美味しいね!」と満足していました。骨付きの会津地鶏肉がスプーンだけできれいに骨を取れるほど煮込まれていると、2 人が絶賛していました。


昼食の後は国道 352 号をひたすら直進、途中中山峠を越えて・・・ここは帰り道の雨の中で走った時は難所だなあ、と思いました。難所だと感じた理由は道幅ではなく、傾斜がきつく路面が滑るのと、6 年前の猛吹雪の中で南会津を訪れた際も驚いた、地元の車が平気で猛スピードで行き交うので、後ろに会津ナンバーの車が来られたら焦ります。。。




中山峠を越えて、まだまだ車を走らせると檜枝岐にようやく着きます。

檜枝岐村は国道 352 号沿いの村役場周辺地域に温泉や道の駅や観光・文化施設がほぼ全てあるので、それらを左右に確認しながら車を走らせて、村の中心部から約 5km 離れたところに七入キャンプ場があります。七入キャンプ場から先は尾瀬の入口になります。

因みに関東で普段当たり前のように目にする信号機は、南会津町の舘岩地域を過ぎたら檜枝岐小学校前の押しボタン式信号機のみです。
 


さらに今後の参考になったのは、国道 352 号線の道沿いに檜枝岐の全てのキャンプ場があり、一番奥にある七入キャンプ場までの道中で全てのキャンプ場の外観を確認することが出来ました。




現地には 13 時 40 分頃にチェックインしました。
こちらで 2 泊分の宿泊費 4,200 円(!)を支払って、温泉の割引券(400 円分。翌日実際に利用した際は無料券でした)を頂きました。
安価に利用出来るキャンプ場なのに、チェックインとチェックアウトはフリーです。




管理棟脇にある水道、井戸水でしょうか?きれいで冷たい水でした。










檜枝岐川の上流にあたる実川に沿って、縦に長いキャンプ場の一番奥に設営しました。若干小雨が降る天候でした。
地面はやや強敵。ソリステ 20cm が曲がった裏磐梯ほど固くはないものの石が点在して埋まっている地面で、オススメは鍛造ペグと、今回一番実力を発揮したユニフレームのパワーペグ SUS です。








ゴーッという音を立てて流れる急流と、サーッという雨に似たような音を立てて流れる清流が混ざり合って響く場内。多くのキャンパーさん達は川に向かってテントを立てていましたが、我が家は川に背を向けて設営しました。場内から川沿いには柵がなく、夜は真っ暗になるので安全性を考えました。




設営後は毎度の一息。至福のひとときです。






一息ついたら晴れてきたのでテントの外に出ました。
時間がゆっくり流れている上に涼しくて、とにかく清々しい七入キャンプ場。サイトも全てフリーで好きな場所に設営が出来ます。




ただ、トイレは少しきつかったです。我が家の女性陣は苦手にしていました。
まあまあきれいではあったのですが、かなり年季が入って強い臭いも染み付いた古い水洗トイレ・・・が、たとえとして適当かな、と感じました。

微妙だったのはトイレだけでした。それと洗濯機とシャワーと飲み物の自販機はありません。施設はシンプルなキャンプ場です。

それを差し引いても七入キャンプ場は全然嫌いではないです。

安価な利用料と、贅沢に寝床が確保出来るフリーサイトと、今回の 2 泊で場内で目にした、時間が止まっていて涼しく心地のよい空気の中で皆さん昼からチェアやコットにもたれて爆睡しているのが、ほぼ例外なく・・だったので、そんなキャンプ場です。

自然の音以外邪魔をする騒音のない場内で、大人が昼から仰向けになって空に顔を向け、口を開けたまま寝ること・・・それってここでは多分お作法だよね?それがなんだか当たり前のように感じられる場所、そんなキャンプ場はこれまでそんなに見なかったなあ・・これまで 90 回くらいキャンプしているけど、これがキャンプで味わえる最高の贅沢だよね・・と私は思いました。






管理棟では薪を一束 300 円で買えました(!!)。七入は直火も OK のキャンプ場です。






テントの横で焚き火を始めて会津の地酒を飲み始めました。
花泉(はないずみ)は、ワンカップでも上品でまろやかな口あたりでした。個人的には榮川と花泉が一番好きな日本酒です。


つづく
   
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