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関東在住の埼玉県人で、ハンドルネームは LOUDNESS の代表曲『S.D.I.』から取りました。

最近は浦和レッズのゴール裏サポーターをお休みしてオッサン選手として陸上競技選手に復帰するべく練習する日々、

予定のない週末は外で静かな癒しを志向したい永遠の駆け出しキャンパーです。
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2020年07月26日

【檜枝岐初進出】七入キャンプ場 2020.07.23~07.25 (その2)

前回の続きです。



15 時半頃、チェックインしてまだ 2 時間くらいしか経っていないのに、既に 4 時間くらいのんびりしている気分になって、家内と時計を確認して驚きました。

私にとって、これだけ気持ちの良いキャンプは昨年の上栗山以来かもしれません。
檜枝岐村に隣接する日光市の旧栗山村、上栗山オートキャンプ場までは我が家から車で 5 時間くらいです。対して檜枝岐村までは 7 時間くらいかかります。雰囲気は似ていますが、秘境という点では栗山の奥鬼怒方面(上栗山から間欠泉に向かうあたり)の方が雰囲気を感じます。




焚き火を眺めながら外で飲んだ「会津の地酒 のみくらべ」、毎度の裏磐梯キャンプでも買っています。

今回買ったそれはパッケージの磐梯山と鶴ヶ城は会津地域共通でも、箱の中に入っている地酒は南会津地方の 3 銘柄でした。






国権の小法師、口あたりが良くまいう~でした。






そして男山。男山については後日談がありますので一旦飛ばします。






尾瀬ごころは会津を造っている会津酒造のお酒で、これは辛口の日本酒の後には飲まず、水を含んだりして口の中をリセットしてから飲みたい繊細な味わいでした。

尾瀬ごころ のラベル文字はどなたが書かれたのでしょうね。私は地元のご年配の女性のかたが気持ちを籠めて書かれたのではないかなぁ、と想像しました。


さすが福島県、日本酒はどの地域のどの銘柄を飲んでも、まずハズレがありません 【これホントの話】。
しかも全ての銘柄、同じ銘柄でもつくりかたや季節によって違う商品の繊細な味のつくり。

単に酔いたくて飲んでいる普段のお酒と違って、口の中で感じるリッチな至福感、造りてである酒蔵の思いを感じながら少しずつ飲んでいると、意識している分変な酔いかたはしないです。それは単に気のせいなのでしょうけど。

余談ですが、テレビを観ていると、俳優さんやタレントさんがお酒を飲むシーンでよく「くう~っ」とか「かあ~っ」とか、一口飲んだ直後に少し苦くこらえる表情をすることがありますが、40 度以上の焼酎とか酸っぱさが嫌なくらい感じられる日本酒の二級酒であれば本当にそんなリアクションかもしれません。対して美味しい日本酒で、そんなリアクションになることはまずありません。日本酒でリアクションするならワインに近いと私は思います。








家族の共通認識、ワン吉犬太郎がうっとりして寝るキャンプ場は静かで良いキャンプ場です(笑)。








お酒の肴に檜枝岐の椎茸を炭火で焼きました。

関東のスーパーで買ったら割高な価格の椎茸でしたがクセのない美味しい椎茸で、私は檜枝岐産の椎茸が今まで食べた椎茸の中では一番美味しいと思いました。



夜は外で鍋にしました。7 月後半で鍋がまいう~に感じられる外気。私は T シャツの上にフリースを重ね着しました。




夕食の後は男山の別瓶をちびちび嘗めながら、気が付いたら 23 時近くなったのでシュラフに入りました。




さて、この日写真に収めた炊事場も少し(厚かましいですが)ご紹介させてもらいます。

炊事場はキャンプ場の真ん中に一ヶ所あります。





流しは年季のわりによく手入れされており、清潔です。台所用洗剤も常備されています。



ゴミは分別して炊事場に捨てられます。但しカラスが来るので生ゴミの捨て方は要注意です。フタ付きのゴミ箱に捨ててフタを閉じます。



それと炊事場から電源が 3 つ取れます。



最後に壁掛けの温度計。これは多分動いていないのでご愛嬌ということで、涼しいキャンプ場という雰囲気だけ(笑)。


つづく
   
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2020年07月26日

【檜枝岐初進出】七入キャンプ場 2020.07.23~07.25 (その1)



7 月の 4 連休で福島県檜枝岐(ひのえまた)村にある七入オートキャンプ場で連泊してきました。




以前から訪れてみたかった福島県の西の端に位置する檜枝岐村、人口 530 人の日本で一番人口密度の低い自治体です。
村には東北で最も標高の高い山、燧ケ岳(ひうちがたけ)をはじめ標高 2,000m クラスの山が 5 つもあり、群馬県片品村、新潟県魚沼市と隣り合う地域は尾瀬ヶ原が広がっています。


檜枝岐の感想は、

- 涼しい!(今回昼間の外気温は 23 度が最高、夜は 13 度くらい)
- 時間がゆっくり流れているキャンプが出来て最高。
- 村の施設や目に見える文化がほぼ一つの地域に集中していてコンパクト。
- 自宅から遠かった。。行き帰りはドア to ドアで計約 14 時間の長距離行程。

その上で檜枝岐にまた行きたいか、と聞かれたら「行きたいです」と答えます。




ただ、今回の 2 泊 3 日は天気が良くなく、行きがけは当日キャンセルをしようかと迷いながら栃木の下野(しもつけ)市まで車を進めました。朝 6 時半に自宅を出て、千葉の野田あたりから本降りの雨。9 時前に下野の道の駅で休憩した時は、ここをチェックポイントとして檜枝岐まで行くか引き返すかを判断しようと思い、道の駅までの道すがらは私の頭の中で 8 割くらい「引き返す」と決めていました。


下野でスマホから調べた檜枝岐現地の天気は終日小雨程度でそれほど悪くもなかったので(良くもなかったですが)、それじゃあ予定どおり現地に向かうか!と移動再開した新国道 4 号は土砂降りで前方の視界が悪く、路面も滑りまくりの悪路でした。。


その後宇都宮市内に入ってナビをセット。この時まで国道 121 号で鬼怒川を北上して向かうか、那須塩原から国道 352 号で向かうかを決めていなかった私は、結局宇都宮 I.C. から西那須野塩原 I.C. までは東北道を使い(片道 800 円)、その後山を越えて南会津町から檜枝岐村に入るルートを選びました。
西那須野塩原 I.C. を 10 時 20 分に出て、現地に着いた時刻は 13 時 40 分頃でした。途中休憩を挟んで片道 7 時間以上の移動でした。



那須塩原の千本松牧場の脇をひたすら直進して塩原温泉を過ぎると傾斜のきつい峠を越えて南会津に入り、道の駅たじまで小休憩を挟みました。

こちらで売店のおばさん達から「お酒は男山が旨いよ!呑兵衛は辛口の男山」「地元民は国権だね。南会津に住んでいたら国権が一番有名で、ウチの旦那も毎日飲んでるよ」とご教示頂き、

「檜枝岐に行くの?キャンプなら是非オススメだよ。水もきれいだし、空もきれいだし、静かだし。でも夜は寒いから、夏でも毛布があった方がいいよ。南会津より檜枝岐の方が寒いから。あと、やっぱりどうしても交通の便が良くないから物価は少し高いよ」
とも教えて頂きました。
物価については、まあ観光地価格と思えば外から伺う立場としてはそれなりに割り切れます。




道の駅たじまを出た後は、数キロ離れた(山を下った)ところにある会津鉄道会津高原尾瀬口駅に隣接する憩いの家でランチにしました。
こちらは地酒がけっこうな数置いてあり、地酒を買うなら憩いの家をオススメしたいです。


我が家は憩いの家に、6 年前の 3 月に寄ったことがありまして、その時は電車を使って南会津の端にある花木の宿に宿泊しました。3 月なのに猛吹雪で、送迎車に乗っている時ホワイトアウトを経験しました。南会津~魚沼地域はとても雪深い地域です。・・・というか豪雪地域です。




こちらで久々に目にした「三種合体麺」を私は注文しました。


三種合体麺・・蕎麦、うどん、ラーメンの 3 つが 1 つの丼に入っています。これが意外とまいう~で、食べてみるとウケ狙いだけではない、あれ?なんか普通に美味しいぞ・・という味わい。

お昼時に繁盛していた店内では三種合体麺が、一番注文が入っていました。

その三種合体麺、スープはどちらかというとラーメンよりも蕎麦とうどんに合うめんつゆ系。量はけっこうありました。それと、うどんは手打ちではなく製麺機にかけた麺なのに、これがけっこうンマイです。




我が家の女性陣は「ウドリカレー」を注文しました。山うどと会津地鶏が入っているカレーライスで、食べた 2 人とも「これ美味しいね!」と満足していました。骨付きの会津地鶏肉がスプーンだけできれいに骨を取れるほど煮込まれていると、2 人が絶賛していました。


昼食の後は国道 352 号をひたすら直進、途中中山峠を越えて・・・ここは帰り道の雨の中で走った時は難所だなあ、と思いました。難所だと感じた理由は道幅ではなく、傾斜がきつく路面が滑るのと、6 年前の猛吹雪の中で南会津を訪れた際も驚いた、地元の車が平気で猛スピードで行き交うので、後ろに会津ナンバーの車が来られたら焦ります。。。




中山峠を越えて、まだまだ車を走らせると檜枝岐にようやく着きます。

檜枝岐村は国道 352 号沿いの村役場周辺地域に温泉や道の駅や観光・文化施設がほぼ全てあるので、それらを左右に確認しながら車を走らせて、村の中心部から約 5km 離れたところに七入キャンプ場があります。七入キャンプ場から先は尾瀬の入口になります。

因みに関東で普段当たり前のように目にする信号機は、南会津町の舘岩地域を過ぎたら檜枝岐小学校前の押しボタン式信号機のみです。
 


さらに今後の参考になったのは、国道 352 号線の道沿いに檜枝岐の全てのキャンプ場があり、一番奥にある七入キャンプ場までの道中で全てのキャンプ場の外観を確認することが出来ました。




現地には 13 時 40 分頃にチェックインしました。
こちらで 2 泊分の宿泊費 4,200 円(!)を支払って、温泉の割引券(400 円分。翌日実際に利用した際は無料券でした)を頂きました。
安価に利用出来るキャンプ場なのに、チェックインとチェックアウトはフリーです。




管理棟脇にある水道、井戸水でしょうか?きれいで冷たい水でした。










檜枝岐川の上流にあたる実川に沿って、縦に長いキャンプ場の一番奥に設営しました。若干小雨が降る天候でした。
地面はやや強敵。ソリステ 20cm が曲がった裏磐梯ほど固くはないものの石が点在して埋まっている地面で、オススメは鍛造ペグと、今回一番実力を発揮したユニフレームのパワーペグ SUS です。








ゴーッという音を立てて流れる急流と、サーッという雨に似たような音を立てて流れる清流が混ざり合って響く場内。多くのキャンパーさん達は川に向かってテントを立てていましたが、我が家は川に背を向けて設営しました。場内から川沿いには柵がなく、夜は真っ暗になるので安全性を考えました。




設営後は毎度の一息。至福のひとときです。






一息ついたら晴れてきたのでテントの外に出ました。
時間がゆっくり流れている上に涼しくて、とにかく清々しい七入キャンプ場。サイトも全てフリーで好きな場所に設営が出来ます。




ただ、トイレは少しきつかったです。我が家の女性陣は苦手にしていました。
まあまあきれいではあったのですが、かなり年季が入って強い臭いも染み付いた古い水洗トイレ・・・が、たとえとして適当かな、と感じました。

微妙だったのはトイレだけでした。それと洗濯機とシャワーと飲み物の自販機はありません。施設はシンプルなキャンプ場です。

それを差し引いても七入キャンプ場は全然嫌いではないです。

安価な利用料と、贅沢に寝床が確保出来るフリーサイトと、今回の 2 泊で場内で目にした、時間が止まっていて涼しく心地のよい空気の中で皆さん昼からチェアやコットにもたれて爆睡しているのが、ほぼ例外なく・・だったので、そんなキャンプ場です。

自然の音以外邪魔をする騒音のない場内で、大人が昼から仰向けになって空に顔を向け、口を開けたまま寝ること・・・それってここでは多分お作法だよね?それがなんだか当たり前のように感じられる場所、そんなキャンプ場はこれまでそんなに見なかったなあ・・これまで 90 回くらいキャンプしているけど、これがキャンプで味わえる最高の贅沢だよね・・と私は思いました。






管理棟では薪を一束 300 円で買えました(!!)。七入は直火も OK のキャンプ場です。






テントの横で焚き火を始めて会津の地酒を飲み始めました。
花泉(はないずみ)は、ワンカップでも上品でまろやかな口あたりでした。個人的には榮川と花泉が一番好きな日本酒です。


つづく
   
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