2020年08月21日
【マイベストキャンプ】かわばたキャンプ場 2020.08.16~08.19 (その2)
梅雨が明けてから暑い日が続いています。
私は 8/2 に埼玉の熊谷でロードの大会に出場したのですが、気温 30 度を超え直射日光の照り付ける過酷な夏ランに全く結果が出せず、その後もテレワークの合間の昼休みに走りに行ってはいるものの、やっぱり梅雨の湿気の高い環境と梅雨明けの高温の環境では後者の方がはるかに呼吸が厳しいです。
夏の暑い時期にトレーニングを積むと秋になって良い結果が出ることは科学的にも証明はされているのですが、事前に十分な水分を摂った上で集中力が切れかける猛暑の日中を走りに出ると、これが非常につらくて、平日は約 7km、土日は約 10km を走り終えてランニングシャツを絞ると汗が滴り落ちます(本当に)。その後水分を補給するとすぐに汗に変わって肌から汗が噴き出します。
そんな中、4 日間でも涼しい地域でキャンプが出来たことは気持ちの面でも大きくリフレッシュ出来ました。
前回の続きです。
私とワン吉が寝オチしている間、娘は南会津産のハコネサンショウウオの燻製を食べました。
サンショウウオの燻製・・・昔の冬山地域の貴重なタンパク源ですけど、あの苦い味がするやつだろ~と私は遠慮して娘に 2 本( 雄と雌の計 2 尾で雌は卵付き)ともあげたのですが、娘は「意外とおいしい」と言って 2 本とも食べました。。
昼寝から目が覚めた後、私は場内を見て回りました。
目の前を流れる檜枝岐川は、昨年の台風 19 号によって川の形が大きく変わり、もともと 1 本の流れだった川が目の前で 4 つに分岐して、またしばらくして 1 本になる流れ、結果中央の浅瀬が天然のプールのようになっていて、川遊びをするにはとてもよい場所になっていました。家内と娘は川遊びをしていました。
こちらで川遊びを楽しむのであれば、プールや海水浴と同じ準備をするとよいと思います。川の流れも緩やかなので酔っ払って川に入りでもしない限りはかなり安全です。但し川岸は全て大きな石が地面を覆っているので、サンダルやマリンシューズの着用は必須です。
トイレは屋内施設なみに、非常に清潔でした。臭いもなく水量も一般家庭なみです。
スタッフさんによって毎日午前中に掃除がされていた炊事場。冷たい天然水が出ます。
炊事場ではゴミが分別して捨てられます。
シャワーと洗濯機はありません。因みにコインランドリーは村内にはありません。
お風呂は村内にある 3 つの温泉施設を利用します。
キャンプ場の脇を流れる沢は天然の冷蔵庫として使えます。
場内にある手作りの遊具施設。娘の話では、道路を挟んだ向かい側、バンガロー裏手にも遊具施設があり、そちらにはターザンロープもあるそうです。
バンガローの横には天然水を引いた池があって、ボートは自由に使えます。池にはイワナがペットとして飼育されていました。
キャンプ場で買った薪(ナラ薪)は一束500 円でした。
薪をまとめる紐はワイヤーではなく麻縄だったので、薪を燃やしきる際に一緒に燃やせてゴミが出ず、これは良いと思いました。
この時期は村内のどこに行ってもトンボとアブが大量に飛んでいて、特にアブは今回の 3 泊で 2 年分くらいの数を見たような気がするほど毎日飛び交っていました。
ただ、アブについては、ヤツらの飛行ルートを邪魔しなければ、ヤツらが迷ってしまって人間の顔の周りを飛んで回るということはないかな、と経験上何となく思います。それとアブの方から攻撃してくることは滅多にないです、やたらと当たってくるのはウザいですけど。。
とは言っても、我が家は “ そこ ” に設営したのでアブには出て行ってもらう必要があり、早々に焚き火をしました。
その後はまたのんびりして夜になったら夕食。
地元産のトマトを使ったラタトゥイユみたいなものが夕食でした。私は日本酒を堪能していましたけど。
夕方以降は気温も 20 度を切って涼しくなり、長袖を着て夜は 20 時半には寝ました。
就寝後、3 時過ぎにトイレに行きたくて目を覚まし、テントを出て見上げた空は、小さく見える星を含め隙間のない満天の星空でした。
で、翌朝 2 日めは 8 時に目を覚ましました。
ウェザーニュースの天気予報では、この日の南関東、自宅周辺の予想最高気温は 34 度で、檜枝岐の予想最高気温は 26 度でした。
・・・そんな檜枝岐の夏でも最近は温暖化の影響で、日中は暑くなったのだそうです(スタッフさんのお話)。
朝食後はワン吉の散歩を兼ねて東北最高峰の燧ケ岳を眺めに、目の前の国道 352 号を少し歩きました。
七入方面に向かって延々と緩やかな上り坂が続きます。
途中( ↑ )上の写真の標識を見て、その場でスマホから Web 検索して、字(あざな)が「だいこんおろし」と読むことを知りました。
一瞬笑えましたけど、何でそんな地名なんだ?と疑問に思ったら、キャンプ場周辺の「キリンテ」という地名も不思議に思い始めて脳内が面倒くさくなりかけたので、夏休みだしそれ以上疑問に思うことをやめました(笑)。
尾瀬よなご平キャンプ場を過ぎて間もなく姿が見えた燧ケ岳。
上の写真の位置から見えますが、周辺は現在、昨年の台風 19 号の影響で壊れた護岸を工事しています。
村内から見える燧ケ岳の頂上は、最高点の柴安嵓(しばやすぐら、2,356 m)ではなく、俎嵓(まないたぐら、2,346m)だそうです。
燧ケ岳を眺めたらキャンプ場に戻りました。約 50 分の犬の散歩。因みに一本道。
落石防止のフェンスを建設していた場所(建設する予定の場所?)では、大型車も通る車道を歩くことが何となく嫌だったので、土嚢の内側を 100m くらい歩きました。
歩いてみて納得。。。歩行禁止の標示はなかったものの、中に入って歩くのは怖いわ。。
散歩から帰ったら昼食と温泉に出かけました。
その前に、キャンプ場から歩いて行けるくらいの距離にあるミニ尾瀬公園のカフェに立ち寄りました。
カフェで頂いた山ぶどうジュレは高級感のあるスイーツでした。
こちらのカフェからも眺めることが出来た燧ケ岳。
参考までに、村内にある同じく日本百名山の一つ、会津駒ケ岳が眺められる場所は村内で一ヶ所だけ、温泉施設の燧の湯の横道を山側に上っていくと、檜枝岐川を跨いだ向こう側に見えるそうです。
また長くなったので今回は昼食までをレポートします。
山人家(やもーどや)にて、
家内は山人山菜スパゲッティ、私と娘は山人きのこけんちんうどんを食べました。
山人きのこけんちんうどん・・・麺とスープだけだったらよくあるうどんだったのに、きのこの種類と量の多さと味付けが美味しくて、また食べたい、忘れられない味です。
つづく。
※また余談:
このブログを書いているただ今の自宅の外気温( ↓ )。超快適だった檜枝岐の夏が既に懐かしいです(笑)。
私は 8/2 に埼玉の熊谷でロードの大会に出場したのですが、気温 30 度を超え直射日光の照り付ける過酷な夏ランに全く結果が出せず、その後もテレワークの合間の昼休みに走りに行ってはいるものの、やっぱり梅雨の湿気の高い環境と梅雨明けの高温の環境では後者の方がはるかに呼吸が厳しいです。
夏の暑い時期にトレーニングを積むと秋になって良い結果が出ることは科学的にも証明はされているのですが、事前に十分な水分を摂った上で集中力が切れかける猛暑の日中を走りに出ると、これが非常につらくて、平日は約 7km、土日は約 10km を走り終えてランニングシャツを絞ると汗が滴り落ちます(本当に)。その後水分を補給するとすぐに汗に変わって肌から汗が噴き出します。
そんな中、4 日間でも涼しい地域でキャンプが出来たことは気持ちの面でも大きくリフレッシュ出来ました。
前回の続きです。
私とワン吉が寝オチしている間、娘は南会津産のハコネサンショウウオの燻製を食べました。
サンショウウオの燻製・・・昔の冬山地域の貴重なタンパク源ですけど、あの苦い味がするやつだろ~と私は遠慮して娘に 2 本( 雄と雌の計 2 尾で雌は卵付き)ともあげたのですが、娘は「意外とおいしい」と言って 2 本とも食べました。。
昼寝から目が覚めた後、私は場内を見て回りました。
目の前を流れる檜枝岐川は、昨年の台風 19 号によって川の形が大きく変わり、もともと 1 本の流れだった川が目の前で 4 つに分岐して、またしばらくして 1 本になる流れ、結果中央の浅瀬が天然のプールのようになっていて、川遊びをするにはとてもよい場所になっていました。家内と娘は川遊びをしていました。
こちらで川遊びを楽しむのであれば、プールや海水浴と同じ準備をするとよいと思います。川の流れも緩やかなので酔っ払って川に入りでもしない限りはかなり安全です。但し川岸は全て大きな石が地面を覆っているので、サンダルやマリンシューズの着用は必須です。
トイレは屋内施設なみに、非常に清潔でした。臭いもなく水量も一般家庭なみです。
スタッフさんによって毎日午前中に掃除がされていた炊事場。冷たい天然水が出ます。
炊事場ではゴミが分別して捨てられます。
シャワーと洗濯機はありません。因みにコインランドリーは村内にはありません。
お風呂は村内にある 3 つの温泉施設を利用します。
キャンプ場の脇を流れる沢は天然の冷蔵庫として使えます。
場内にある手作りの遊具施設。娘の話では、道路を挟んだ向かい側、バンガロー裏手にも遊具施設があり、そちらにはターザンロープもあるそうです。
バンガローの横には天然水を引いた池があって、ボートは自由に使えます。池にはイワナがペットとして飼育されていました。
キャンプ場で買った薪(ナラ薪)は一束500 円でした。
薪をまとめる紐はワイヤーではなく麻縄だったので、薪を燃やしきる際に一緒に燃やせてゴミが出ず、これは良いと思いました。
この時期は村内のどこに行ってもトンボとアブが大量に飛んでいて、特にアブは今回の 3 泊で 2 年分くらいの数を見たような気がするほど毎日飛び交っていました。
ただ、アブについては、ヤツらの飛行ルートを邪魔しなければ、ヤツらが迷ってしまって人間の顔の周りを飛んで回るということはないかな、と経験上何となく思います。それとアブの方から攻撃してくることは滅多にないです、やたらと当たってくるのはウザいですけど。。
とは言っても、我が家は “ そこ ” に設営したのでアブには出て行ってもらう必要があり、早々に焚き火をしました。
その後はまたのんびりして夜になったら夕食。
地元産のトマトを使ったラタトゥイユみたいなものが夕食でした。私は日本酒を堪能していましたけど。
夕方以降は気温も 20 度を切って涼しくなり、長袖を着て夜は 20 時半には寝ました。
就寝後、3 時過ぎにトイレに行きたくて目を覚まし、テントを出て見上げた空は、小さく見える星を含め隙間のない満天の星空でした。
で、翌朝 2 日めは 8 時に目を覚ましました。
ウェザーニュースの天気予報では、この日の南関東、自宅周辺の予想最高気温は 34 度で、檜枝岐の予想最高気温は 26 度でした。
・・・そんな檜枝岐の夏でも最近は温暖化の影響で、日中は暑くなったのだそうです(スタッフさんのお話)。
朝食後はワン吉の散歩を兼ねて東北最高峰の燧ケ岳を眺めに、目の前の国道 352 号を少し歩きました。
七入方面に向かって延々と緩やかな上り坂が続きます。
途中( ↑ )上の写真の標識を見て、その場でスマホから Web 検索して、字(あざな)が「だいこんおろし」と読むことを知りました。
一瞬笑えましたけど、何でそんな地名なんだ?と疑問に思ったら、キャンプ場周辺の「キリンテ」という地名も不思議に思い始めて脳内が面倒くさくなりかけたので、夏休みだしそれ以上疑問に思うことをやめました(笑)。
尾瀬よなご平キャンプ場を過ぎて間もなく姿が見えた燧ケ岳。
上の写真の位置から見えますが、周辺は現在、昨年の台風 19 号の影響で壊れた護岸を工事しています。
村内から見える燧ケ岳の頂上は、最高点の柴安嵓(しばやすぐら、2,356 m)ではなく、俎嵓(まないたぐら、2,346m)だそうです。
燧ケ岳を眺めたらキャンプ場に戻りました。約 50 分の犬の散歩。因みに一本道。
落石防止のフェンスを建設していた場所(建設する予定の場所?)では、大型車も通る車道を歩くことが何となく嫌だったので、土嚢の内側を 100m くらい歩きました。
歩いてみて納得。。。歩行禁止の標示はなかったものの、中に入って歩くのは怖いわ。。
散歩から帰ったら昼食と温泉に出かけました。
その前に、キャンプ場から歩いて行けるくらいの距離にあるミニ尾瀬公園のカフェに立ち寄りました。
カフェで頂いた山ぶどうジュレは高級感のあるスイーツでした。
こちらのカフェからも眺めることが出来た燧ケ岳。
参考までに、村内にある同じく日本百名山の一つ、会津駒ケ岳が眺められる場所は村内で一ヶ所だけ、温泉施設の燧の湯の横道を山側に上っていくと、檜枝岐川を跨いだ向こう側に見えるそうです。
また長くなったので今回は昼食までをレポートします。
山人家(やもーどや)にて、
家内は山人山菜スパゲッティ、私と娘は山人きのこけんちんうどんを食べました。
山人きのこけんちんうどん・・・麺とスープだけだったらよくあるうどんだったのに、きのこの種類と量の多さと味付けが美味しくて、また食べたい、忘れられない味です。
つづく。
※また余談:
このブログを書いているただ今の自宅の外気温( ↓ )。超快適だった檜枝岐の夏が既に懐かしいです(笑)。
Posted by SDI at 14:32
│福島:かわばたキャンプ場